2012年11月2日金曜日



鉋だけで仕上げる“kanna-finish”。

今回の展覧会は自分の中で 一つの区切りだと思っている。
この技を得る為、(あるのは解っていながら、見ないふりをしていた部屋)の扉を開け、
手探りで、一つ一つを確かめ、小さな明かりを灯して来たつもりだ。

よいしょと腰を上げ、ほかの部屋へ戻ろう。 ドアを開ければすぐに明かりが点くようにして。

 木工家としてできる事。 人が手を動かし、物を作る事によって得れるものが、
もしかすると それのみが、物事の本質を明らかにすることを、 うすうす感じている。

数学や論理学のように、あるいは工芸学を提唱しよう。
“感”や“何故”を分析しながら言葉にする作業を、ボツボツ考えていこうと思っている。

もちろん 座りやすい椅子を作りながら。

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